縁結びの神社と言えば、出雲大社を思い出す人も多いでしょう。出雲大社は大国主命がご祭神で、天穂日命(アメノホノミコト)の子孫である出雲国造(いずもこくそう)が、48代に渡って支えてきました。
(最近の話題では、出雲国造家の出雲大社禰宜(ねぎ)である、千家国麿(せんげ・くにまろ)さんと、天皇家の典子女王殿下のご結婚のニュースがありましたしたが、これは本当に日本の歴史上、スゴイことなんですよ〜!)
鳥居をくぐると、長い松林の参道が続きます。脇の駐車場から入ると本殿まで近いのですが、ぜひこちらの正門から入りましょう。
見落としがちですが、参道脇にある祓社にまず参拝しましょう。ここで罪汚れを祓います。
本殿でお詣り。…といってもこちらは昭和34年に建設された仮の拝殿です。出雲大社では、2013年5月、60年に一度の平成の大遷宮が行われました。5年がかりで本殿の屋根の葺き替えと修造をおこなっており、参拝客はその間、御仮殿で参拝。2013年の5月には「本殿遷座祭」が執り行われ、修造されたNew本殿がお披露目されました。
出雲大社の参拝方法は特殊です。二礼四拍手一礼です。お間違えのないように。^^
御仮殿でも健在の太いしめ縄。これは出雲大社に限ったことではなく、実は出雲地方の神社の特徴です。
こちらのしめ縄も立派すぎて、ほかの地域から来た方々は本殿と勘違いする方も多いのですが、こちらは神楽殿です。取材時、案内してくださった神職の河野晋二さんとパチリ。
The Izumo region in Shimane Prefecture, which features in Japanese mythology, is home to Izumo Taisha(出雲大社), a shrine with a remarkably long history.
実は出雲大社よりも、縁結びの力が強いのはこちらの八重垣神社です。八岐大蛇から櫛稲田姫を救ったスサノオノミコト。英雄になったスサノオノミコトが櫛稲田姫のために建てた八重垣がこの八重垣神社です。古事記では、神様同士がケンカしたり殺し合いをしたりと意外と穏やかじゃないのですが、このお二人だけはラブラブ。ぜひ愛のパワーをいただいちゃってください♡
境内奥の鏡の池は、櫛稲田姫が鏡として使っていたと言われている池です。ここでは水占いができます。半紙にコインを乗せ、池に落ちる速度によって成就の早さを占います。先に来ていた女子たちは、なかなかコインが池に沈まなくて、長い間じーっと待っていました。一緒に行ったカメラマンのEさんは、1秒くらいで沈み、驚いていました。同じ紙なのに不思議です。
私も占いに挑戦してみました。なになに……?「待ち人くる 大切にせよ」と書いてあります。3秒くらいで池に沈みました。早く願いが叶いそう〜。
五穀豊穣、夫婦和合の神様、三穂津姫命(みほつひめのみこと)と、大国主神の息子である、事代主神(ことしろぬしのかみ)が祭られている美保神社。
全国の“えびす様”=(事代主神)の総本社でもあります。
733年に編纂された「出雲風土記」には、すでに社名が記載されているということですから、いつ建てられたのか確かなことは分からないほど歴史がある神社です。
美保湾沿いの県道2号線を走り、美保関港のすぐ目の前に鎮座しています。