宮崎県 Miyazaki Prefecture


■恋愛祈願!南国の風を感じる青島神社

Aoshima Shrine

青島神社
カラっとした明るい気が漂っています。元気になりたい人にオススメ!

宮崎県南部、青島神社は周囲約1キロの島、青島に浮かぶ神社。島全体が神社の境内で聖域となっています。青い空とやわらかな朱色の鳥居が印象的。昔は一般の人の入島は許されていませんでした。橋がなかったころは、干潮時を狙って歩いて島まで渡ったそうです。(ミシュラン・グリーンガイドジャポンで2つ星)

島を結ぶ、やよい橋
島を結ぶ、やよい橋
青島神社
青島神社【DATA】宮崎県宮崎市青島2丁目13−1

島の周囲を覆う奇岩は、「鬼の洗濯板」という名前がついています。約2400万年前から200万年前に、海中で出来た砂岩と泥岩が隆起したものだそうです。(青島の隆起海床と奇型蝕痕:昭和9年5月1日国指定)

石のパワーがとても強く、あたたかい季節は裸足になって歩くと海の浄化パワーをいただけます!

境内には、ビロウ樹という亜熱帯植物が4700本あまり自生していると言われています。南国ムードたっぷり。青島神社に参拝するときは、忘れずに元宮にも参拝を。ビロウ樹の恋祈願もできますよ〜!

■鵜戸神宮


Udo Shrine

写真左の洞窟の中に本殿があるという珍しい形式。洞窟には、豊玉姫お母さんが、生まれたばかりの我が子(ウガヤフキアエズ)をおいて海に帰る際、残していったといわれる「お乳岩」があります。これは鍾乳洞なわけですが、今でも洞窟からは聖水がポタポタとしたたり落ち、神秘的です。日本人やアジア系外国人観光客が非常に多い神社ですが、私たちの祖先が古来守ってきた「聖地」ということを忘れずに参拝してください。

(写真がなくて恐縮ですが、なぜか鳥居をくぐってから本殿を撮影すると、いつもカメラが動かなくなるのです。霊気が強い神社仏閣では、たまにそんなことがおこります。ご了承ください)(^_^;) 

亀の形をしている岩。神話では豊玉姫が出産のため、この亀に乗ってこの地にやってきたと言われています。豊玉姫は産屋を鵜の羽根で葺(ふ)き終わる前に、産気づいて出産。生まれた子は、鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)と名付けられました。

そんな伝説が残る亀の岩。甲羅の上のくぼみめがけて「運玉」を投げ入れる運試しをしてみましょう。女性は右手、男性は左手で投げ入れ、くぼみに運玉が入れば願いが叶うとか。チャンスは5回。入ってもバウンドして外にでてしまったりと、意外と難しいです。

■潮嶽神社


Ushiodake Shrine

潮嶽神社
宮崎県南那珂郡北郷町大字北河内8901-1

自然豊かな村の中にひっそりと佇む潮嶽神社。青島神社や鵜戸神宮のように観光地化されていませんので、決して派手な神社ではありませんが、荘厳な空気が漂います。社殿は、貴重なカヤの木で作られているそうです。
ご祭神は、火照命(ホデリノミコト)。神話『海幸彦・山幸彦』の海幸彦さんのことです。兄である山幸彦の釣り針を紛失した海幸彦は、兄にこらしめられ、逃げてたどり着いたのがこの地と言われています。

潮嶽神社は、海の神、農耕の神として崇敬され、古来より郷土の産土神(うぶすながみ)として大切にされてきました。

潮嶽神社は、小さな神社ではありますが、継承される伝統芸能が今でも残っています。
◎潮嶽獅子舞…秋大祭(11月第二日曜日)に、潮嶽獅子舞を奉納
◎潮嶽神楽…春大祭(2月11日)神楽を奉納

◎御神子舞… 秋田大祭と春大祭に奉納

■槵触(くしふる)神社


Kushifuru Shrine

槵触神社(くしふる神社)
槵触神社(くしふる神社)【DATA】宮崎県 西臼杵郡高千穂町三田井

 ニニギノミコトが天孫降臨したという、くしふる峰に鎮座する槵触神社(くしふる神社)。くしふる峰がご神体だったため、長いこと本殿はなかったようです。

 社殿奥、森の中の遊歩道を歩いていくとたどり着く高天原遥拝所。古事記の中で、神々が天孫降臨した後、この丘に立ち、高天原を遠くから拝んだ場所といわれています。強力なパワースポットです。

■昇り龍とドラゴンボールのパワースポット


大御神社(おおみじんじゃ)
直径約3mくらいの卵形の石です。

 2011年、大御神社(おおみじんじゃ)の境内で、古代のドラゴンボールが発見されました。宮司さんが、古代の「神座」とされる石の下の水を撤去しようと土を掘っていたら、卵が現れたのだそうです。
海がすぐ目の前のこの地には、縄文時代から龍神信仰があったようで、古代の人たちは、この石を神聖なものとして崇め、祀っていたのだろうとのこと。

 岸壁には、龍というか、恐竜というか、ワニのような奇岩もあり、とても不思議な神社です。


洞窟奥から外を眺めると、龍が出現!
洞窟奥から外を眺めると、龍が出現!

 境内奥の洞窟に入ると、なんと昇り龍を見ることができます。古代の人が龍が見えるように人工的に作ったのか、自然にできたものなのか、定かではありませんが神秘的です。

■日本酒発祥の地、都萬(つま)神社


 古事記の中で絶世の美女と言われる、コノハナサクヤヒメを祀っている都萬(つま)神社。コノハナサクヤヒメは、ニニギノココトの妻ですが、都萬神社のつまは、「妻」から来ているそうですょ。
 都萬神社の境内を歩くと右側に、大きな木洞を発見しました。大楠の木だそうで、ここをくぐると、願いが叶うのだとか……。

よいしょ……。これで幸せになれるぞー!(笑)


【DATA】宮崎県西都市妻1
【DATA】宮崎県西都市妻1

 良縁の御利益もあるとかで、ハートの絵馬は女子に人気です。非常に歴史の古い神社なので、一度足を運ぶと何か感じるものがあるかもしれません。

 都萬神社は、実は「日本酒発祥の地」と言われている地です。ご祭神のコノハナサクヤミメは、酒造りの神と言われる大山祇命(オオヤマツミノミコト)の娘でして、そんな姫は、天上界から降りてきたニニギノミコトと恋に落ち、一夜で妊娠して子をもうけます。そして酒造りが得意な父の大山祇命、酒を醸して孫の誕生を祝ったとのこと。

姫は子育ての際、湧き水で作った甘酒を母乳代わりに飲ませたとも言われております。ええ…マジですか、姫〜? 
そんないわれのある都萬神社ですが、日本酒発祥の地と言われる場所は、出雲や奈良など、全国にいくつか存在します。本当のところは誰にも分かりません。